砂漠のオアシス

心のままに〜わたしの生き方エッセイ

しなやかに生きるには

大切な人を失った時

人はどちらかを選ぶ。

 

✴︎お星様になってあの世から見守っている

✴︎おばけになってそばで見守っている

 

心の持ち様と人は笑うかも知れない。

でも、この2つは全く意味が違う。

 

長い闘病で苦しんだ母には、お星様になって見守って欲しいと切に思う。

 

ある日、突然予告なく死した夫には、星になんてならないで、ずっとそばにいてと願うし、あっちで楽してるんじゃないよと怒りさえ湧き上がる。

だから、そばにいると信じて、毎日話しかけているし、そう信じることで、私自身もなんとか生きている。

 

日本では、おばけになるということは、呪縛霊とかちょっと怖い呼ばれ方もする。

 

私はそう呼ばない。

だって怖いもん。

キャスパー◉◉(夫の名前)と呼びかける。

なんか可愛い響きだし、怖がりの私でも怖くない。

 

そうやって…

私は彼と生きていく。

 

世間の目なんか気にしない。

私は、肉体のない彼と今も一緒だから。

 

悲しんでいると…元気出してという世間

元気にしてると…まだ日が浅いのに平気なんだという世間

 

一番厄介で、一番余計なお世話な世間という他人の意見

 

私は、私の人生を生きる。

世間と言う蓑に隠れた口裂け婆婆には決して見えない私の大切な愛しい人……キャスパー◉◉と一緒に強く、誇り高く生きていく。

 

しなやかに生きるには……口裂け婆婆が一番厄介なお化けだと知る。

だから、無視することに決めた。

私が、輝きながらしなやかに生きるために!

 

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